更に、21世紀に入り、カードカウンターを発見することはピットボスの観察という人間的な手法に頼っていたものを、機械的にプレーヤーのベットの上げ下げやプレーの変更を記録することにより、酔っ払ったふりをしていい加減なプレーをするといったカモフラージュをしている場合や、カードカウンターが負けている場合でも、そのプレーヤーのカードカウンティングの技術レベルを正しく判定する装置が導入されるようになり、高額プレーを行うカードカウンターが収益を上げることの出来る機会は大幅に減ってきた。また、バイオメトリクスを用いて脅威となるプレーヤーを同定するシステムも、主に高額の賭けが行われる所では導入が進んでいる。
さらに、連続シャッフルマシンの導入も世界各国のカジノで進められてきている。連続シャッフルが行われた場合は、カードカウンティングの効果は全くなくなる。また、連続シャッフルが行われるゲームは、「カードの流れを読んでプレー」をしたいプレーヤー(言うまでも無くこのような手法に有効性は実証されていない)や、「ディーラーの運を読んでプレー」をしたいプレイヤー(こちらも当然ながら有効性は実証されていない)も敬遠するようになる。
また、単純に控除率を上げることでの対処として、「イーブンをプレイヤーの負けとして扱う」ハウスもある(この場合、イーブンマネーは成立せず、ナチュラル21の手にインシュランスを掛けて成功しても配当はトータルで元返しとなる。これによる理不尽感を払拭するため、このようなハウスではプレイヤーのナチュラル21が成立した場合、ディーラーの手に関係なく即座に配当を行うルールにされることが多い)。
他には、ベット可能額の幅を小さくすることで「プレイヤーに有利なゲームで特別に厚く張る」ことを防止できる。中には、最小額=上限額といったハウスもある。
このように、カウンティングによってプレーヤーがカジノに対して科学的に有利にプレーすることが出来る可能性があり、またカウンティングを行わなくても基本戦略に従ってプレーするという努力を行ってプレーした場合の控除率が、カジノで提供されるゲームの中では非常に低い、という稀有なゲーム(完全技術介入下において控除率が0%未満になるゲームは、カジノでは他に存在しない)であったブラックジャックも、大幅なルール変更によりその魅力は失われつつあり、また人気も徐々に低くなりつつあるのが現状である。